女はいい男を嗅ぎ分ける

昨日は、甲子園優勝校の佐賀北高校の特集を見ました。
強豪校が何校もいる中、普通の公立高校が優勝するのはすごい。
それ以上に、佐賀北ナインが甲子園を楽しんでいる様子をみて、わたしはうれしくなりました。佐賀北ナイン、監督、ありがとう。

さて、先日家で竹内久美子さんの本を読み返しておりましたら、わたしが匂いに興味を持つきっかけになった話を見つけました。
それは、ニューメキシコ大学の動物行動学者　ランディ・ソーンヒルと心理学者　S.W.ガンゲスタッドの
「人間の女は、シンメトリーな男を匂いで嗅ぎ分けられるかどうか」
という研究です。(ここでいうシンメトリーな男というのは、もてる男のことだと思ってください)Ｒａｎｋｉｎｇ

 
彼はこの実験をどうやって行ったかというと、(以下引用)
『男にTシャツを着用させるという方法である。
 男性被験者は新品の白いTシャツを渡される。それを着てまず一晩寝る。
昼間は脱いでビニール袋に入れて密封しておくが、夜になって取り出し、もう一晩着て寝る。
こうして匂いのたっぷり染み込んだTシャツを三日目の朝に提出するのである。
 とはいえ男たちにとってこの作業は、ただTシャツを着て寝ればよいというものではない。
実験が行なわれる二日間というもの、自分以外のあらゆる匂いを排除しなければならないのだ。
 実験に先立ち、まず無香料の洗剤でべッドシーツを洗濯する。
実験中は酒、タバコはダメ。コロンやアフターシェイヴのようなものももちろんダメ、香料の人った石鹸も使用禁止である（ソーンヒルたちが無香料の石鹸を提供する）。さらにはにんにく、玉ねぎ、ハーブのような匂いの強い食物もダメ、キヤベツやセロリ、ヨーグルトさえもダメなのである。誰かと添い寝することも、もちろんダメ。性交などもっての外なのである。
 こうして禁欲と忍耐の賜物であるTシャツが提出される。
今度は女たちの出番である。一枚一枚の匂いを丹念に嗅ぎ、評価する。利き酒ならぬ利きTシヤツをして、よい匂いかどうかということについてそれぞれ1から10までの10段階の採点をするのである（10が最もよい匂い、1がその対極）。』( シンメトリーな男 (新潮社)  竹内　久美子(著)　2000/01 )

 この実験により、排卵期の妊娠しやすい時期だけ、女性は男性のシンメトリー度を嗅ぎ分けることができ、妊娠しにくい時期やピルを使っていると区別できないという結果がでました。

人間の嗅覚も捨てたものじゃないでしょ。無意識のうちにいい男かどうか、排卵期のときだけ嗅ぎ分けてるんですから。
この話で、嗅覚に興味を持ったのでした。

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